月は無慈悲な夜の女王

読み終わって時計を見たらちょうど0:00だった

感想。ううむ。翻訳SF慣れしていない人には決してすすめられないなぁ。翻訳がね。てにおはが違うとか、送りがなの付け方が変とか、いろいろ気になってしまう。辞書で調べてみたら「途絶」が「杜絶」になってるのは間違いではなかったので、間違いではなくて訳が古いことによって違和感を覚えるだけの部分もあるのかもしれない。しかし少なくともキロメートルとメートルを間違えるのはSFとどうなのか、と。

日本語で読んだ後英語で読めばいいって言われたけど、英語で読み直したいほどのストーリーでもなかった。今調べてみると1965年の執筆なので(月は無慈悲な夜の女王 - Wikipedia)その時代背景を考えるとすごい想像力だったんだろうな。リアルタイム音声合成とか動画の合成とか。BASICが生まれた年。C言語が生まれる7年前(コンピュータの歴史(年表))

グレッグ=イーガンの「ひとりっ子」と「万物理論」も届いた。明日くらいに「ディアスポラ」が届く。