サンファン考察

サンファン
ルールブック: http://www.mobius-games.co.jp/PDF/SanJuan_0510.pdf

Java-ja温泉でいっぱいプレイした中の一つ。カードにどんな種類があるか確認する前に始まって、1回プレイして、ルールを理解したと思ったら次のゲームに移動してしまった。もう一度プレイしたいゲーム一番手。というか多分買う。

このゲームではカードがお金でありかつ建物。建物を建てるのにはお金がいり、そのお金は手札を指定された枚数捨てることで表現される。そして誰かが12枚建物を建てるとゲーム終了で、勝利点で勝利を決めることになる。なのでまずはお金を得る手段を得て手札の回転をよくし、それから勝利点の高いカードを立てて勝利することが大まかな流れだろう。というわけで収益の期待値と勝利点について考察する。

生産施設、全42枚
1生産品の売値の期待値: インディゴ 1, 砂糖 1.4, タバコ 1.8, コーヒー 2.2, シルバー 2.6
ただしこれは「監督フェーズ」で1個生産して、「商人」フェーズで1個売却したときの期待値なので強化する建物がない序盤で「監督→商人」という順番で回ったとしてこれだけ。あわててたくさん立てても意味がない。2つめが立つとうれしくて監督とか取りたくなるかもしれないが、そうするとバッファが埋まってしまう。作物がないときに商人フェーズがきたり、空きバッファがないときに監督フェーズが来ると他人と比較してダメージを食らった状態になる。

参事会議員はカードの回転を速くしていいカードを引けるだけで+0。金鉱掘りは無条件に+1。残りの3つは微妙なバランスでみんなの状況によってよしあしが変わる。建築士は建築する場合に+1。商人は十分な商品がある場合に+1~+2.6。

鍛冶屋: コスト1 今後作るであろう生産施設が4つなら+4の価値
金鉱: コスト1 金鉱掘りフェーズに1枚取れるかもしれないカード
資料館: コスト1 参事官フェーズに持っていた手札からもいらないものが捨てられる
救貧院: コスト2 ラウンドごとに+1、ただしカードが残り少ないときだけ
闇市: コスト2 建築時商品を即座に1金と見なせる。期待値的には監督になったら+1
交易所: コスト2 商人フェーズに1枚追加で売れる。ラウンドごとに+1~+2.6、ただし十分に生産されている時だけ
井戸: コスト2 2枚生産できる生産力があればラウンドごとに+1
屋台: コスト2 2枚売れる売却力があればラウンドごとに+1
クレーン: コスト2 いらない建物を建て替えられる
礼拝堂: コスト3 ラウンドごとに-1のコストを払って勝利点+1
塔: コスト3 手札上限を増やす
水道橋: コスト3生産力+1
家具製作所: コスト3 今後立てるであろう紫の建物が4つなら+4
知事官舎: コスト3 ラウンドごと+1
マーケット: コスト4 商人フェーズに売る商品があれば+1
石切り場:コスト4 紫の建物建築ごとに+1
図書館: コスト5 いろいろチートカード

序盤はとりあえず図書館を建てることを狙えば良さそうな。まあでも図書館を引ければの話。