Make: Tokyo Meeting 03で展示した日記

観客として参加するつもりだったのだけども、結構な人数に「何も出展してないの?」って聞かれたのと、やっぱり何か出展する方が楽しそうだなぁ、ってので土曜日に帰ってきてから日曜までに作れそうなものを頭をひねって頑張ってみた。

とは言っても家にプリンタすらないハードウェア弱者が夜中にできることにはとても限りがあって、コンビニプリントのA3印刷を使うのと過去に作ったものを引っ張りだしてくるのとくらいしかできなかったんだけど。過去のを引っ張りだすにしてもレゴブロック製二進カウンタは解体してしまったし、磁石の立体もばらしてしまったし、であんまり残ってないんだよな。形のあるものって保管コストが高いから。

上は、とりあえずURLとメールアドレスと名前と、空いた隙間に謎掛けを一つ入れた名刺。意外と評判が良かったので前々から作らなきゃって言いつつ作っていない個人用名刺はこれでいいかな。でも顔も入れるべきなんだよな。裏に入れるか、URLにアクセスすると見れるんだからいいだろと開き直るか。

その下に広がっている謎の模様が今回作ったA3の再帰的パターン。ずっとフォトアクリルにすることを考えていたのでここまで再帰回数の大きいのは作れなかった(人間の目の限界的に)んだけど、A3にするとけっこうでかいからこれくらいの再帰でもできる。プログラム的にはもう1段階再帰の深いものがあるんだけど、画像のないPDFのくせに6メガくらいあるのでネットプリントが受け付けてくれなかった。

あと、今度印刷するなら紙じゃなくてしわのつかない素材で作った方がいいな。A3印刷は20円だったけど、持って帰ってきたらもう再利用のしようがないような状態になってしまった。あと紙で切り抜いたものを「お手に取ってご覧ください」って言うと持ってかえっていいものだと誤解されてしまうね。まあ高々20円のものなのでいいんだけど。

これはフォトアクリルの展示と謎掛け3種。七分割がなぜ「七分割」なのか、そしてなぜ「七」なのか、というお話。まあ、一言で言えば「トーラスの塗り分けには7色あれば十分」の7色必要な最小限の形が描いてあるわけだ。

id:inajob に「それでも配置には自由度があるけど」的な質問をされたので口頭で軽く説明したけど、詳細は上のリンクから設計図を見ると全部書いてある。0が単位長さで、1がその1.618(黄金比)倍。他の数も黄金比の累乗を意味している。0 + 1 = 2ってのは黄金比の一番基本的な性質だよね。

これは、印刷物ばっかりでもアレかと思って立体物。前にJJUGでトンボ玉作りについて話したけど、そのとき持っていったのに出す機会がなかった自作トンボ玉のうち再帰的構造を持っているもの。これは「球体を「白い粘土の三角形を「白い粘土の三角形を「白い粘土の三角形を青い粘土で包んだもの」で包んだもの」で包んだもの」で包んだもの」とか。まあ、小さいし、展示の仕方が難しかったな。



そうそう、昨日言っていたこれの解答ね。

id:nyaxtは1分も経たないうちに「こんな構造でクロックもあるというとJK-FFしか考えられない」とズバリ正解。id:kyoro353も同じくらいの時間で「どのフリップフロップか」という所までたどり着いていたんだけど僕が先走って「正解!」って言ってしまったw まあ裏の答えを見ないでJK-FFまでたどり着いていたので僕がジャマをしなかったらnyaxtといい勝負だったであろう。

裏はこうなっている。


カードゲームスパゲッティモンスターズはプログラミングスキルの高い人とシンプルなLv1とかで勝負すると本気できわどい勝負になってしまう。RemoveBitに相手のビットが3つ積まれている状況で辛うじて勝ったが。本当に紙一重だったと思う。棋譜を再現できるかなぁ。