30〜40年後の話
ブログ書いてないでさっさと原稿を書けよという気がするので、思ったことを忘れないように走りがきする感じで:
心配しなくても現在使われている大部分の言語はあと30〜40年で「昔そんな言語もあったね」レベルまで駆逐されるよ。
なぜ30〜40年って言ったかというと、それくらいあればプログラムの入力方法が変わる可能性が高いからだ。かつてパンチカードからキーボードに変わったように。
開発環境が変わった際に、いまの環境での「書きやすさ」を追求している言語はアピールポイントを失うことになるわけだな。だから、他の部分で40年後にも残る価値を持っていなければ駆逐されるのが当然だよ、と。
僕の理解が正しければ、それは「新しい言語を学ぶことを厭わない人たちが好むような機能を持っていること」ではない。その価値は40年もまたずに風化する。そういう人たちはすぐに別の言語に移っていく。逆だ。ある特定のドメインにおいてデファクトスタンダード化することで「新しい言語を学ぶのは嫌だ、変化は嫌だ」という人たちに学習されることこそが長寿の秘訣だ。
そういうニッチトップ戦略はドメインが小さいほうが成功しやすいだろうね。だから30〜40年後にRubyやPythonが滅びている可能性よりは、正規表現が滅びている可能性のほうが低い。
C/C++は高速化が重視されるドメインがなくならない限り生き残るだろう。もっと手軽な書き方でCより速い言語が現れない限り。その他のデファクトスタンダード言語は、頭の硬い人たちが世代交代するまでは生き残るだろう。読みやすい言語はその言語で書かれたアプリのメンテナンスの需要があるかぎり生き残るだろう。しかし書きやすさは?それはとても刹那的な価値だよね。書く人にしかメリットがない。書き終わってしまえばもうそのメリットはおしまいだ。
走り書きなので特に結論はない。