「あなたもいままでの10倍速く本が読める」レバレッジメモ

  • 本を読む前になんのために読むのかを明確にしよう。その方が吸収効率がいい。
  • 本を買って読まずに積んでおくよりは、目次だけでも目を通したほうがいい。
  • 「こんな読み方じゃなにもわからない」と思うような読み方でも潜在意識は意外と覚えてる(という信仰)

3番目は信仰なんで僕自身もまだ半信半疑なのだけど、前半2つは正しいと思う。タイトルに惹かれてAmazonで買った本が届いたら、そのまま本棚に入れたり積んだりしないで、まずは数分割いて目次だけでも読む。数分割く気すら起こらないような本ならしっかり読む気にだってならないはずなので捨てたらいい。

目次を読んで興味をひかれたら本編をパラパラとめくりながら興味を惹かれたところだけつまみ食いし、それが終わったら「フォトリーディング」をし、またつまみ食いをし、気が向いたら本の頭から普通の読み方で読む。この方法で能力が開花するか素晴らしい未来が訪れるかなどは信仰であって根拠に乏しいと思っている。だけど、少なくとも本の頭から読み始めて1章くらいまで読んだ状態と、目次とキーワードを全部通して読んだ状態とだったら、後者のほうが良い状態だろう。そこまで読んで「この本を読むことにさらに時間を投資するべきではない、目的の達成に役立たない」と判断したなら読むのをやめるべきなのだが、1章だけ読んだ状態では決断できずにズルズル読んでしまいそうだし。

「文章の20%の部分に80%の価値がある」(レバレッジ・リーディングレバレッジメモ)ということを考えると、その「価値のある20%」を素早く拾い上げるためには「先頭からしっかり読むよりも全体を薄く何度も読む」という選択は合理的だと思う。この本は何度かの「本を捨てろ圧力」をかいくぐって僕の本棚に生き残り続けてるんだけども、やっぱり読み返してみると面白いポイントがいくつかある。本を読むこともタスクなのだから「緊急」「緊急ではないが重要」「どちらでもない」で優先順位付けして緊急から順に読むべし、とか。ついつい楽な方から読んでしまいがちだからなー、気をつけよう。