フォトリーディング5日間テストを試してみる
フォトリーディングに効果があるのかどうかイマイチ実感が持てない人向けに「5日間こういう流れでやってみましょう」というプランが書かれていたのでそれを試してみることにした。ref. 「あなたもいままでの10倍速く本が読める」
5日間のプランをざっくり解説すると
- 1日目: 準備→フォト
- 2日目: 準備→キーワード探し→フォト→キーワード書き出し(X)
- 3日目: 準備→フォト→縦読み→X読み
- 4日目: 準備→フォト→縦読み→X読み→質問を考える
- 5日目: 準備→フォト→目次読み→縦読み→質問の回答を探す
という感じ。ここで「フォト」はフォトリーディングの略で、「キーワード探し」がプレビュー、「縦読み」がスーパーリーディングやディッピング、スキタリングあたりに該当する。日本語でいう所の「ななめ読み」が一番近いのかな。まあこのリストは本で紹介されていた手順と厳密には一致しない。厳密に一致するように書くとスーパーリーディングとはなにかとか説明する必要が出てきて大変だし、全体像がつかみにくくなるからね。
で、各々を30分弱で行う。5日で2時間半。その2時間半で得られたものが「普通の読み方で2時間半読んだもの」に比べて多いか少ないかでメリットがあるかどうかを判断すれば良いというお話。30分弱ってのは25分(1ポモドーロ)にするとよさそうなのでそれでやる。ref. アジャイルな時間管理術 ポモドーロテクニック入門
さて、何か実験対象にいい本はないかなぁと本棚を物色。近々使う予定のある内容だと5日間待てずに読んでしまいそうだし、かといって全く興味のない本だと「読まないのが正解」となってしまうので選択が難しいな。あ、これにしよう。フロイトを超えて。興味を持って買ったけどもそのまま読まずに積まれていた本だから緊急性はないし、今ちょっと面白そうに感じているのでいいターゲットになりそう。ちなみにフロイトに対する僕の理解は「なんかエロいおっさん」程度でしかない(笑)
ところで普段普通に本を読むときに自分が何分で何ページ読んでいるのか計測していなかったので普通に読んだら何分掛かるのかの見積もりが全然できない。これはよろしくないですな。かと言って同じ本で計測したら参考にならないし。せめて大雑把なオーダーだけでも何とか推測できないかなぁ。京阪特急の淀屋橋→出町柳が55分で、往復で新書が1冊読めるとすると新書一冊は12〜15万字くらいらしいので、およそ1時間で6万字ということでいいかなと。この本は50文字×18行×190ページなので17万文字。ありゃ、2時間半かけるとおよそ1冊読めちゃうか。じゃあまあ普通に1回読むのとフォトリーディングするの比較と考えればいいんだな。
さて、それでは1日目、準備とフォトリーディングをする。準備の中で特に大事なのは「本を読む目的を言語化する」だ。そうねぇ、フロイトについてよくわかってないのでフロイトの理論について信奉者ではなく批判的な立場から書かれたものを読むことでざっくり理解すること、僕の人生に役立つ内容がこの本に書かれているかどうかを判断すること、5日後にレバレッジメモを作ってブログに載せること、って感じかな。言語化done。フォトリーディングをする。時計を見る。あれ数分しか経ってない。
数分で終わるのはなんだかなぁと思ったので勝手に2日目まで進んでキーワード抽出ともう一度のフォトリーディング、キーワードの書き出しまでやっちゃった。てへ。しかしそれでも20分しか経ってない。ちなみに書きだしたキーワードリストは「死の本能とは何か？」「なぜ欠陥を持つのか？」「本能」…これキーワードリストじゃなくて4日目に作るべき質問リストじゃないのか？？うーん、本を見ないでいま別のキーワードを思い出してみると…「ナルシシズム」「母への付着」「家父長制度」とかかなぁ。「キーワードリストを作る」ってタスクがどの程度作れば完了なのかがよくわからない…と書いていてふっと思い出したのだがフォトリーディング本のどっかに「20〜25個のキーワード」という記述があったな。今手元にないので確認できないけど。じゃあまあ1ポモドーロにはあと5分余っていることだし5分で20個キーワード挙げるか。25分で自分がどれくらいのことができるかの計測が必要だし。
「死の本能」「科学的＜心理＞」「無意識」「リビドー」「転移」「夢」「象徴言語」「ブルジョワ的唯物論」「性格構造」「エロス」…5分で10個か。20個のキーワードを挙げるってのには10分ちょい掛かるわけだな。書く時間もかかるし。まあこれで全部で25分使ったわけだから今日のところはこれくらいにしておこう。
まとめ: 25分で1日目と2日目の予定を行った。190ページのフォトリーディングには3分程度、キーワード20個のリストアップには10分ちょい掛かる計算。
