指輪のカパッと開く箱はどういう仕組みか?

あの「カパッ」と開く箱の仕組みについて、気になったので分解して見ることにしました。もちろん事前に妻の承諾は得ていますよ!

意外とシンプル。


蝶番と板バネが入っているだけ


板バネが両端を近づける方向に力をかける。蝶番のバネを引っ掛ける部分が少し前に出っ張っているので、蝶番がまっすぐの時には板バネの力は蝶番を前に曲げる方向に作用する。つまり、蓋が閉じているときには蓋を閉じ続ける方向にバネの力がかかる。


でも板バネは単に自分の両端を近づけたいだけ。蝶番が少し後ろに折り曲げられると、バネの両端を結ぶ線が蝶番の支点よりも後ろになるので、バネの縮む力は今度は蓋を開ける方向に作用する。それで少し開けるとカパッと開くわけだな。

最後に、板バネが物理的に蝶番にあたって止まるので蝶番は80度くらい開いた所で止まる。板バネは開き続ける方向に力をかけるので蓋はグラグラせずに開いた状態をキープする。


シンプルな構造だけどうまくできているなー。