執筆日記

  • 書けないときはまず読む。何を書いていたか思い出すために。
  • 書きたいことはまず質や形式にこだわらずに出力する。質の改善はあとからでもできる。
  • 脳内の情報を消えないメディアに記録することで覚えておくプレッシャーから解放される
  • 時間を決めて宣言する。「10時から11時は作業をする」や「今から25分集中して作業する」など。
  • 長い道のりを一気に走ることはできない。完成版の文章をいきなり出力することもできない。できることは、一歩ずつゴールに向かって足をすすめることだけ。
  • 「執筆」を大きなタスクととらえて尻込みしていても筆は進まない。細かいタスクに分断して、それの完了にどれくらいの時間がかかったか観察できれば、終わるまでの時間の目処が見えてくる。
  • 改善や管理のためには計測が必須である。もちろん作業のすべてが計測できるわけではない。しかし「これは計測できないタスクだ」と言って思考停止してしまうのではなく、計測できるサブタスクを見出す努力が必要。
  • 生産性は方法のデザインによって向上する。
  • 人間の能力には限界がある。能力を超えた計画をたてることは無益。
  • 人間の認知能力には限界がある。書きかけの文章や情報メモなどを沢山集めすぎると全体像を把握できなくて混乱する。すぐに出せないものはないのと同じ。整理と廃棄が必要。
  • 人間の認知能力には限界がある。一度にまな板に乗せられる情報には限界がある。一度に全部乗せようとして思考が混乱する場合、量が多すぎる可能性を疑うべき。乗せるものを変えて何度も繰り返すか、いらないものを捨てるか。
  • 具体的な名詞を使わずに「こと」「もの」「の」で代用してしまっているケースが多い。
  • プロジェクトのindex.rstに4段階目まで展開した目次を載せていた。それだとhousekeeping用のページへのリンクまでスクロールしないといけないし、なにより圧倒される。別のdetail_toc.rstってページを作ってそこで4段階展開し、index.rstの方では1段階、つまり各章のタイトルだけ表示するようにした。
  • 話の流れにそぐわないが、ある程度の塊になってしまっている文章は、削除するのに心理的抵抗がある。「コラム用文章置き場」を作った。「必要ならいつでも戻せる」「状況によってはコラムとして入れればいい」という口実を作って消しやすくする。
  • 原稿はgitで管理している。適当なタイミングで git add -p する。自分が何をしたか見直しつつ、バージョン管理も出来る。
  • 「文章を改善する」とは何か?自分がなんだかわかっていないものを実行できるはずがないだろう。達成したい目的は?それを実現する方法は?
  • 付箋の枚数が多すぎる。整理が必要である。整理とは何か?整理とはあるべき場所に置くこと。文章に使ったもの、使ってないけど捨てがたい話題、これをまず分離すべき。
  • 「〜がないから今はできない」「〜があるところでやろう」は甘えである可能性が高い。やる気が出ないときには無自覚にやらない理由を探してしまう。紙がなかろうがPCがなかろうが参考資料がなかろうが「今何かできることはないか」と考えることなしに「今はできない」と思考停止しているのは逃避の一形態。
  • 「時間がないから今はできない」「こんど時間を取ってやろう」も同様。
  • やらなきゃいけないことがわかっているのに着手されないままズルズル放置しているタスクは、大きすぎるのではないか?まずは気負わずに一番サラっとした触り方をしてはどうか?
  • 整理されている情報では混乱せず、未整理の付箋の束で混乱するのは、整理されていないがゆえにスコープが広いから。整理とはスコープを小さく制限することである。混乱を防ぐことが出来る一方で、結合することで価値を生み出す知識を見出しにくくなる。
  • 書きたい文章と、その文章は今書いている文章の中で入れる場所がない、という思いで板挟みになって執筆が止まるのは無益なので、場所の決まっていない文章をとりあえず入れる場所を作ってガス抜きをする必要がある