般若心経の構造の可視化

前から般若心経の構造って面白いからうまいことかしかできないかなぁと思っていたのだけども、今までは2次元の画像として可視化することばかり考えていた。眠れなくてぼんやりしていたら唐突に「動画として音と映像を使って表現したほうがいいんじゃないか」って思いついたので、とりあえず絵コンテを書いてみて、ついでにKeynoteで清書してみて、色をつけてみた。

まだ音は入っていないので、般若心経を暗唱できない人はYoutubeなりニコニコ動画なりで音声を探してきてそれに合わせてめくるのがよいかと思う。

追記。文字につけた色について解説。

  • 青は山の頂上のイメージ。悟り、智慧、優れたもの。般若波羅蜜多、阿耨多羅三藐三菩提、究竟涅槃。
  • 黄色は人を指す単語。観自在菩薩=菩提薩埵、舎利子=サーリプッタ、三世諸仏。
  • 水色は、空(くう)、無、そして「取り除く」系の単語。取り除くことを空や無とまとめるのはどうか異論もあるかと思う。
  • 赤は、もの。「〜は空である」「〜は存在しない」と言及される「〜」の部分。すべてのものや感覚=五蘊・色受想行識・眼耳鼻舌身意・色声香味触法など。無無明亦無無明尽が「無明もなく、無明の尽きることもなし」という三重にメタな言及なのが色では表現しきれてないあたりが少し残念。
  • 紫は呪文。呪という単語自体と、サンスクリット語の音訳である羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶の範囲。