確定申告日記

さあ今年も確定申告の季節ですね。

まずは過去の自分の日記を見直す。2012年 確定申告日記、2011年 e-Tax日記(失敗編)e-Tax日記(完結編)

今回、今まで確定申告をしたことのない妻にe-Taxデビューをさせることにします。

妻がまず利用者識別番号を発行したものの、続きの「カードを指してから進んでください」で無限ダイアログにはまって挫折した。ロックされたかもしれないね。とりあえず僕の側を先に進めることにしよう。

僕は昨年記録しておいた利用者識別番号とe-Taxの暗証番号を入力して情報を検索する。無事見つかった。ざっと眺めたが今回は引越しをしていないので前回のまま修正なしで良さそうだ。

青色申告書の作成ボタンを押すと「保存しなくていいの?」というダイアログが出た。キャンセルした。実はスクロールすると「トップ画面へ戻る」のさらに下に「保存する」ボタンがあるようだ。保存ボタンを押してここまでの入力を保存しておく。

改めて青色申告書の作成ボタンを押す。次の画面が現れる。まあこの辺りは特に難しいことはなく聞かれているとおりに答えるだけ。僕は現金主義青色申告を選択。収支報告書の入力欄が出るので、収入と経費を入れる。あと事業所の住所等を聞かれるので導かれるままに入力する。この辺りは開業届を出した時に全部スキャンしてPDFをサイボウズLiveの共有ファイルに入れてあったのですんなりいった。(ステマ)

「決算書・収支内訳書データのみを送信することはできません。所得税の確定申告書作成コーナーで所得税の確定申告データを作成し、決算書・収支内訳書データと併せて送信する流れとなります。決算書・収支内訳書作成コーナー終了画面(「ご利用ありがとうございました。」と表示される画面)において「所得税の確定申告書作成開始」ボタンをクリックし、引き続き所得税の確定申告データを作成してください。」だそうだ。

引き続き所得税の確定申告をする。「新規に所得税の確定申告書を作成する場合、前年以前分の所得税のデータ(拡張子「.data」)をお持ちの方は、そのデータを利用して所得税の確定申告書を作成することができます」とのこと。うーん、あるかなそれ。PC内をdataで検索してみると見つかった。一番新しいものを読み込ませてみる。

この画面では、これまでの画面で入力された氏名等(平成24年分の本人情報)と読み込んだデータの氏名等(前年以前分データの本人情報)を表示しています。
読み込んだ前年以前分データに誤りがないかご確認の上、「次へ>」ボタンをクリックしてください。
なお、表示されている内容に違いがある部分については、平成24年分の本人情報が反映されます。

項目	平成24年分の本人情報	前年以前分データの本人情報
年分	平成24年	平成23年
氏名(フリガナ)	...
氏名	...
生年月日	...
郵便番号...
住所...
提出方法	...
利用者識別番号...

いやー、既に記入してあるものと何も変わってない。読み込ませる必要はあったのだろうか。と思いながら次のページに進む。

本年の申告書に読み込む必要のない項目がある場合には、項目のチェックを外してください。
読み込む項目の詳細は、項目名をクリックしてご確認ください。
なお、繰越損失額以外の金額項目については、読み込みできません。

チェック

  • 本人情報(住所および氏名など、本人に関する情報)
  • 給与支払者情報(すべての給与支払者の情報)
  • 還付金口座情報(還付金振込先金融機関の情報)
  • e-Tax情報(e-Taxに関する情報)

ああ、会社や口座の情報を入れなおさなくていいのは少し楽かも。

進むと、「所得・所得控除」の入力ページが出る。所得の種類を押すと詳しく入力するためのポップアップが出る。まずは給与所得から。給与所得の入力欄はおおよそ会社からもらっている源泉徴収票と同じ。欄が小さいので見落としそうになるけども今年から僕は「控除対象配偶者の有無」に印が付いているのでそれを入力し忘れないようにしないとね。

「配偶者の名前と所得を入力せよ」という画面が出てくる。「配偶者の給与等の収入金額」と書いてあるからこれは配偶者の源泉徴収票の支払金額を入れればいいのだな。

次に事業所得をクリックして詳細入力ページを出す。先ほどの青色申告書から合算金額は引き継がれているけども、詳細は埋められていないのでそれを記入する。支払先の住所は以前の確定申告の際にリストアップしてあるので楽ちん。

入力したら「源泉徴収されている収入の合計が収入金額(営業等)〜に書かれているものを超えている」という旨のダイアログが出た。
理由は簡単で、某所から14,444円貰って1,444円源泉徴収されているのを、間違えて13,000円の収入として書いてしまっているから。辻褄が合うようにしないとダイアログが出続けて保存させてくれないので、13,000円を源泉徴収なしで受け取ったことにしておく。

「決算書・収支内訳書作成コーナーから収入金額及び所得金額を引き継いでいますので、内容を確認してください。金額欄を訂正する場合は、決算書・収支内訳書作成コーナーにて訂正いただく必要がありますので、画面右下の「入力終了(次へ)>」ボタンをクリックし、「所得・所得控除等入力」画面左下の「決算書・収支内訳書作成コーナーへ」ボタンをクリックしてください。」とのこと。

決算書作成コーナーで収入金額を1333円多く修正した。この同額が源泉徴収で引かれている旨を事業所得の内訳に記入。

作成終了。めでたしめでたし。

還付金の受取口座の入力を要求される。昨年のデータから引き継いだんじゃなかったのか?

さて、いよいよ送信だ。「ICカードICカードリーダライタに挿入等した後(又は、挿入等しなおした後)、「入力終了(次へ)>」ボタンをクリックしてください。」がでた。怖い怖い。たぶん「次へ」を押す前にパスワードを聞くダイアログが出ると思うんだよな。お茶でも飲んでじっくり待つ。

出なかったので「次へ」を押した。

「申告書等送信」のページで、この空欄は本来Javaアプレットが走っているものじゃなかったっけ。

JAVA Preferenceが消えた: Apple サポートコミュニティ
「JavaはOracleから直接入手を」、Apple経由のプラグインに削除措置 - ITmedia エンタープライズ

Appleは、10月16日に公開したOS X向けJavaのセキュリティアップデート「Java for OS X 2012-006」で、Appleが提供したJavaアプレットプラグインを、全ブラウザからアンインストールする措置を取ったことを明らかにした。

そういうことか。「Missing plug-in」って表示が出ていないけどもとりあえず http://java.com/ja/download/mac_download.jsp?locale=ja からインストールしてみよう。まずはここまでのデータが消えると悲しいので「データを保存」しておく。

インストールしてSafariを再起動して試してみたら今度は「プラグインがみつかりません」というメッセージが出た。あれれ。とりあえずOSを再起動してみるか。

再起動しても解決しない。うむむ。

Macで確定申告が今年出来ない!?: つぶやき を見て、今年は「デフォルトでJavaプラグインが無効化されている」「最新のJavaは32bitに対応していない」のダブルパンチだなぁと理解したのでWindowsで送信することにした。古いバージョンのJavaプラグインを入れることでe-Tax自体は動くようにできるかもしれないけども、それじゃJava脆弱性を付いた攻撃に対して弱くなってしまうわけだから。

Windowsはいつの間にかいろいろなインストールをまとめてやってくれるインストーラが出来ている。カードリーダのドライバをインストールしてから、全部入りインストーラを実行したらあっさり完了した。保存したデータをWindowsで読み込み、送信ボタンを押す。無事送信完了。

おっと、医療費控除を書き忘れていた。医療費控除は初めてなので少し戸惑ったが、医療費の支払先と治療を受けた人で分類して合算し、ざっくりとした治療の内容(歯科治療とか)を書けばよいようだ。医療費控除を書き足して再送信。

妻の方は、諸般の事情で電子証明書をリセットしてもらうのを月曜日まで待つのが嫌だったので、郵送提出を選んだ。e-Taxではないことになるので3000円はもらえないけども、まあしかたない。

参考文献

MacOSX 10.6 Snow Leopardでe-Tax確定申告の際のTips|Media Technology Labs (MTL) : メディアテクノロジーラボ
Macで電子申告(e-tax)作成および送信編 | Over 40's Blog iPhone, Mac, Linux, Running and football