AE-UM232Rで3.3V出力を出す方法
AE-UM232R(秋月のFT232RLを使ったUSB-シリアル変換基板)をFPGA(Cyclone IV)評価基盤DE0-nanoのGPIOに接続したかったのだけども、DE0-nanoのマニュアルにはこれが3.3Vだと書かれているのでArduino用の5Vのまま接続したらマズイんだろうなぁと調べてみた。
しかしAE-UM232Rのマニュアル*1の日本語が理解できない…
AE-UM232Rのマニュアルの末尾の回路図とにらめっこをすると…これ、J1は要するにFT232RLのVCCIOをVCCにつなぐか、それとも3V3OUTにつなぐか、ということのようだ。じゃあ「J1でVCCへの電源供給を設定し」は「J1でVCCIOへの電源供給を設定し」と読むべきか。
一方J2はどうなっているかというと、これは「VCCとUSBのVBUSを接続するかどうか」のようだ。つまりこれをショートしておけば電源はUSBの5Vからとり、そうでなければ別途他の電源をつなげということらしい。*2
FT232RLのマニュアル*3によれば3V3OUTはLDO regulatorで3.3Vの電圧を作って出力するピンらしい。*4だから別途3.3Vの電源を用意したりとか、3.3Vで駆動している接続相手との間で電源を共有するケーブルとかは必要無いようだ。
ところで「TXとRXを結べば良い」と書いてあるページがいくつもあるけど、GNDももちろんつなぐ必要があるよね??
*1:http://akizukidenshi.com/download/kairo/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF/RS232%E3%83%BBUSB%E9%96%A2%E4%BF%82/L023_FT232RL%20USB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB.pdf
*2:なお回路図ではVBASになっているけど、Universal Serial Bus - Wikipedia, the free encyclopediaだとVBUSだ
*3:http://www.ftdichip.com/Support/Documents/DataSheets/ICs/DS_FT232R.pdf
*4:LDOとDC-DCコンバータの違い http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/backnumber/2008/06/p134-135.pdf