ネット上の親切なアドバイスについて

ネットに溢れている親切めいた(いや実際親切なんだろう)さまざまな助言や忠告は放っておいてよい、私は断言するが、そんなものは何の役にも立たない。彼らはあなたを知らないし、あなたの配偶者も知らない。ちなみに医師が診察せずに病名を診断し治療法を指図すればそれは医師法違反である。ネットに溢れている忠告なんて、その違法のアドバイス以下のものだということは心に留めておいてよい。

http://d.hatena.ne.jp/Britty/20090103/p1

すごく大事なことが書かれていると思ったので引用して露出を増やしてみた。

自分の得意な分野の質問に対する教えてgooはてな人力検索の解答とかを見ると、結構てきとうな回答や、まじめに答えているみたいだけど見当違いな回答が目につく。心療内科的な話題に付いても同じで、僕は得意なわけでも専門な訳でもないのにめちゃくちゃな回答が目につく。どこの分野にもたいして知らないのに知ったかぶりたい人はたくさんいるようだ。

ネット上の無責任な第三者に出来ることは「不安かもしれないが一人で悩んでないで専門家に相談した方がいいんじゃないか」って言うことくらいだ。ブクマコメントにはまた無責任にも「医者にかかったら薬漬けにされる」なんて言っている人がいるが、そんな理由をつけて病院に行くのが怖い自分を正当化するより、病院に行って「薬を飲むのは不安なのですが」と言えばいい。まっとうな病院なら薬を使わない治療法を使ってくれたり、どうしても必要ならなぜ必要かを説明してくれるはず。納得できる説明が得られないのなら別の病院にかかってセカンドオピニオンを得ればいい。実際、症例報告を見ていると実際は発達障害なのに最初にかかった医者が運悪く発達障害に詳しくなかったせいで間違った処方をされた例なんかもあるようだしな。難しい試験をパスした専門家でさえ完璧ではないのに、専門家ですらないネット上のアドバイスが信用できるはずがない。