2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

量子将棋は人生

最初は20個の駒がみんな平等に不確定だが、真っ先に飛車として行動した奴が飛車になる。最後まで動かなかった奴はたいがい歩になる。 プレイヤーはなるべく可能性を残しておきたいと願うが、1手進めるごとに可能性がどんどん減っていく。 最大限に可能性を残…

量子将棋:15手で王将特定に至った棋譜を解説

棋譜: http://shogitter.com/kifu/10591: 先手、いきなり香車飛車で突撃2: 後手、横に動いてそれを取る。この結果、横に動いた駒は金飛車王に収束。3: 先手、開いた隙間からさらに香車飛車で突撃4: 後手、これも横に動いて取る。この駒も金飛車王に収束。5: …

量子将棋 Q&A

昨日書いた手抜きの「量子将棋が面白い」記事が大人気ですが、ルールの解説を手抜きしたので誤解をしている人もいるようなのでQ&Aの形にしてみました。 Q: 運が関係する? NO。運が関係するのは先手後手を決める振り駒だけ。残りは通常の将棋と同様の、運の…

量子将棋の状態をわかりやすくするスクリプトを作った(pre-alpha)

$('.koma').parent().each(function(){$(this).css('position', 'relative'); $(this).append($('<span style="position: absolute; left: 0; top: 0; color: blue; font-size: 65%; float: left; display: block; background: #fff;">' + this.title + '</span>'))})今は親にposition: relativeをつけているせいで座標の原点がドキュメント左上になって駒の操…

量子将棋が面白い

量子将棋というゲームが遊べるようになったということで、さっそくプレイしてみた。ルールは簡単に言うと、すべての駒は量子的な重ね合わせの状態にあり、どう動かしたかによって駒の状態が収束する。王将に収束した駒を取れば勝ち。(追記: ルールの解説書き…

「反哲学入門」を読んだ

「反哲学入門」を読んだ。哲学者の著者に編集者が口頭で聞いてまとめた本。著者は「同じ内容が何度も出てくる」ことを気にしていたが、編集者に「大事なことが何度も出てくるのは、むしろわかりやすいんじゃないか」と言われて、それもそうか、となったらし…

「零戦 その誕生と栄光の記録」を読んだ。

「零戦 その誕生と栄光の記録」を読んだ。海軍から「速くて長距離飛べて小回りのきく戦闘機を作れ」というムチャぶりをされて、それを何とかしようと創意工夫を重ねる話。だいぶ出来上がってきてから「その方針は正しくないのではないか」とか言い出す奴が出…

「キャリア戦略論 - 人・生き方・働き方の多様性」講義資料を公開しました

10月19日に灘校土曜講義にて、キャリア戦略に関して多様性にフォーカスして1時間半の講義をしました。講義資料を一部公開します。参加者のみなさんがアンケートに書いてくれた感想は、全部目を通しました。一点、僕がうまく伝えられてなかったらしきところが…

ジンジャーシロップを買った

「有機コーディアル ジンジャー 500ml」がAmazonで20%オフになっていたので買ってみた。僕は生姜に関しては激辛指向で、ジンジャーエールはウィルキンソン、生姜飴はうどんや風一夜薬が好き。市販の生姜湯は物足りないものが多くて、チューブの生姜を足した…

「道具にこだわるエンジニアは無能」なのか?

プログラミング作業を将棋に例えてみる - Yamashiro0217の日記「考える負担を減らすことが重要」という点は、先日公開した講義資料でも強調したところ。人間は自分の能力を高めるために道具や言語や方法論を作り出してきたんだ。方向性は正しいはず。 一方で…

京都大学サマーデザインスクールの講義資料を公開しました

9/25から27までの3日間、京都大学サマーデザインスクール 2013でデザイン・ワークショップを行いました。講義資料はSlideshareにアップロードしましたが、個数が14個あるのでそれぞれの講義資料へのリンクをまとめたページを作りました。こちら: 「チームワ…