二次関数の解的な何か解説編

二次関数の解的な何か - 西尾泰和のはてなダイアリー解説編

左側の長方形の横幅
x
左側の長方形の面積
xにある定数(長方形の高さ)をかけたもの。bx。
左側の長方形の中の正方形部分の面積
x^2
左側の長方形の中の灰色部分の面積
一定なのでc

つまり長方形の面積は2通りの方法で表現できて、bx = x^2 + c。変形すると x^2 - bx + c = 0。

わかりにくいので真ん中のだけ描きかえてみる。


右側の正方形の一辺
bの半分なので b/2
右側の正方形の面積
(b/2) ^ 2 = b^2 / 4
灰色の部分
c
右側の正方形から灰色の部分を取り除いた正方形の面積
b^2 / 4 - c
…の一辺の長さ
√(b^2 / 4 - c) = (√(b^2 - 4c)) / 2

右側の「大きい正方形」の一辺 b/2 の所から上下に「小さい正方形」の一辺(√(b^2 - 4c)) / 2 だけ移動した位置と、左側の正方形の一辺 x とが一致することがわかるかと思う。つまり x = (b ± √(b^2 - 4c)) / 2。これは中学くらいでわけもわからず暗記させられた「二次関数の解と係数の公式」のa = 1でb = -bの場合に相当する。