アート作品をお一人様一点限定で無償配布します

最初に論点を簡潔に要約しておくと「アートの価値が自筆サインによる『本物である保証』とエディション番号による『世界に一つである保証』、制作日時の記録などによる『歴史の保証』から構成されているなら、名刺にサインとエディション番号と制作日時を入れたらそれはアートと言えるのか?」ってことです。念のため。


個人用名刺のデザインをあれこれ考えていて「やっぱ名刺には顔写真が入ってないとあとで全然思い出せないよなぁ」「渋川さんみたいに顔写真を中心にマインドマップを作るとよさそうだなぁ」などといいながら今まで作ったいろんな画像をちりばめていたんですけど、そのうち「これってCG作品を作っているときと作業的にはあんまり変わらないよなぁ」「この画像は少なくともライセンス的には僕にしか作れない画像だよなぁ」「作品をシルクスクリーンでたくさん印刷するのと、名刺用のマット紙にたくさん印刷するのに本質的な違いはないよなぁ」とか思えてきて。

要するに物としては名刺なのですが、タイトル"What I did"と制作日時"2009-06-08"が入っていて、エディション番号を入れる欄を設けてあるのです。これに自筆サインとエディション番号を書き入れたらアートになるんだろうか、という実験です。


まあ、過度に期待されてがっかりされてもアレなので先に断っておくと、飾って楽しいようなもんじゃないです。ただの名刺です笑。1枚当たり30円です。あとDPIに配慮の足りなかったいくつかの画像が汚いですね。まあこのver.1は300部刷ってあるので、なくなったらver.2を作るとします。


追記。20部エディション番号を入れたところで力つきた(早
要求されたときだけ入れることにするかな…