ボードゲームのバルバロッサ+タイムトライアルデバッグ演習

バルバロッサとタイムトライアルデバッグ演習を混ぜると面白い気がしたのでメモしておく。

バルバロッサとはこういうゲーム: バルバロッサ/Barbarossa - ボードゲームレビュー。みんなが粘土細工を作って出題し、それが何であるかを他のみんなが当てるゲーム。重要なのはページ半ばの点数表。

正解した人は得点がもらえます。
1本目 5点
2本目 3点

さらに、その粘土細工を作った人にも得点が入ります。 ボード上の全ての粘土細工に刺さっている矢を数えて 何番目に刺されたかで得点が入ったりマイナスになったりします。
1〜2本目 −2点
3本目 −1点
4本目 0点
5〜6本目 1点
7〜8本目 2点
9本目 1点
10本目 0点
11本目 −1点
12〜13本目 −2点
まあ要するに、あんまり早く当てられたり、逆になかなか当ててもらえなかったりすると マイナス点を喰らってしまう。

つまり、みんなが出題者になって、それからみんなで回答者になるゲームなんだ。回答者としては「早く・たくさん」答えたほうが自分の得点が高くなる。だからタイムトライアルとの親和性が高い。そして出題者としては「優しすぎたり、難しすぎたら減点」ということで、程々の難易度の問題を作る圧力がかかる。

タイムトライアルデバッグ演習ってのはこちら: セキュリティ&プログラミングキャンプ「Rubyのバグを探せ」問題。あらかじめ僕がRubyにバグを仕込んでおいて、そのバグがどこにあるかを参加者の皆さんがタイムトライアルで探す、という競技だ。

この2つを混ぜるとこうなる。

  • まず参加者がみんなで何かの処理系にバグを入れる。Rubyの人ばっかりならRubyでもいいし、いろんな言語の人がいるなら平等にgitとかにしてもいい。この時変更は1行の書き換えだけに限定する。
  • バグを仲介システムに登録する。
  • タイムトライアル競技開始。みんなシステムからバグ入りコードをダウンロードし、おのおのバグを探す。
  • 見つけたらそのファイル名と行数をシステムに送る。システムが正解かどうか判断し、採点する。
  • 得点はバルバロッサ風に、問題ごとに最初の2人の正解者まで正解得点、試合の半ばに回答された問題について出題者得点、の2つを加算する。
  • 現在のみんなの得点を前のプロジェクタでグラフ表示したりする。
  • あらかじめ定めておいた時間が終了したらその時点でのトップを優勝にする。
  • 感想戦として、解けた人が少なかった問題を、解けた人に解説してもらう。問題を作った人ではなく解いた人が解説する。
  • チーム戦にしても良いかもしれない。

割と面白そうな気がする。