git(VCS)の未来について

gitが素晴らしいとか自由度が高すぎてわかりにくいとかUIが酷いとか色々議論になっているけど、ちょっと歴史を振り返ってみると

  • 1990 CVS
  • 2000 Subversion
  • 2003 SVK = Subverionをラップして分散バージョン管理に対応
  • 2005 Git
  • 2008 GitHub = Gitをラップして「ワークフローを限定してわかりやすく」
  • 2010 gitflow = Gitをラップして「ワークフローを限定してわかりやすく」
  • 2012 今ここ

と進んできているんだからきっと2020年頃には GitHubやgitflowのような「ワークフローを限定してわかりやすくしたバージョン管理」がメジャーになってますよ。
近いうちに、かつて「svnは小学生までだよね、これからはSVKだよ」と言われたように「Gitを生で使うなんて小学生までだよね」と言われるようになり、
次に、かつて「SVKは中学生までだよね、これからは(git, hg, bzr)だよ」と言われたように、Gitをラップしたものはダサい、新しい世代のツールがよい(ただしまだどれがメジャーになるか誰もわからない)と言われるようになり、
そして「メジャーであるから」という理由でGitのバイラルサイクルが回るようになったのと同じように、その新しい世代のツールのどれかがキャズムを超えてアーリーアダプター以外も使うようになり、
そしてまた「使いづらい」という不満が噴出するようになるわけです。


そういう意味で、プロジェクトのワークフローにあわせてgitにコマンドを追加するgit hazamaのアプローチはすごく正しいとおもうのです。