Nile Online考察

Immortal Cities: Nile Online » Ancient Egyptian browser-based Empire Builder

パン(Bread)が通貨で、労働者を1人1時間働かせるのにパンを一つ消費する。というわけでパンと「人時」が最も基本的なリソースなのでこれを短い記法で表現できるようにしよう。1B -> 1Lh。
Bをつくるのに何が必要かというと、1Lh -> 8Wheat, 1Lh + 12Wheat -> 6B。だから 5Lh -> 12B。1Lhで2.4Bの価値が生み出される。ただし1Lhは1Bを消費しているので、結局のところパンの生産ラインに従事している労働者は1時間あたり1.4Bの価値を生み出していることになる。
次に、特産品と称して街によって取れるものが異なる資源と、そこから作れる嗜好品がある。エメラルドと金を1ずつ消費して宝石が作られる。
1Lh -> 1Gold、1Lh -> 1Emerald、1Emerald + 1Gold + 1Lh -> 1Jewelry。というわけで1Jewelryは3Lhで、その人数をパン生産ラインにあてれば7.2Bなわけだ。マーケットを観察していると(まあどこに自分の街があるかにもよるのだろうが)8Bで1Jewelry買えるし、何も考えずに増産しすぎて在庫を抱えきれなくなった愚かなプレイヤーが7Bで売りに出していたりもする。自分で生産する場合は自分ではGoldだけしか産出できないからEmeraldを市場か貿易で手に入れる必要がある。1Lhで手に入るので2.4Bだ。3で売っているのは見たことがある。だから3で買ったとして3B + 2Lhになるから7.4Bか。あ、でもそれを市場で売るときには1割の出品手数料が引かれるので8Bで出品しても売上は7.2Bだ。採算取れてないな。高く売れる環境があれば別だがそうでないなら自分で必要な量以上に生産するのは損だし、むしろ生産設備を作るための投資を回収できそうにないから全部市場で買ってもいいんじゃないかな。あ、2つ目の街を作ったら自力で両方の資源を生産できるから市場で8Bで買えないなら作るのも合理的な選択肢になりうる。まあ近くに過剰在庫を作って安売りするような愚かなプレイヤーがいるかどうかによって変わる。

船を使った市場外取引をするなら必要かもしれないけどね。1日1回程度のアクセス頻度だと、人に話しかけて反応を待ったり反応にタイムリーに返信して交渉をまとめたりするのは面倒だからねぇ。

のんびりプレイするうえで最大の敵は何かというと倉庫溢れだ。特に二次生産物。保存する倉庫の容量が足りてない状態で二次生産物の工場に人を配置していると、資源を消費して、労働力も消費して、そしてできた生産品が保管されずに捨てられてしまう…。たとえば粘土溢れは1Lh -> 5Clay, 1Lh -> 5Reed, 2Clay + 1Reed + 1Lh -> 1Brick。8Lh -> 5Brickなので19.2Bだな。1Brickの製造には3.84のコストがかかることになる。倉庫があふれるとこのコストがそのまま失われる。その損失を埋め合わせるにはパン製造ラインで働く人が2.7人必要だ。

唯一の倉庫溢れが起きない資源がBで、序盤唯一の貯蓄できない資源がLhなので、まずはパン生産ラインを広げてLhを全部そこにつぎ込むことを目指せばよいかと思う。しかしその過程でレンガとかかごとかが必要になってくるので、それも生産する必要が出てくる。あとは倉庫を拡張したり市場をアップグレードしたりだな。