日記

今年のプロシンで印象に残ったことの一つは、3ヶ月だか6ヶ月掛けて一つのプログラムのバグを取った話だった。ストーリーの詳細は忘れたが重要なのはその時に僕が「今の自分ではその状況に耐えられない」と思ったことだろう。

6ヶ月の間、自分の作っているものが完成せず、あとどれくらいの時間をかければ完成するのかがわからない状況に耐えられるかどうか?

ふと思い出したのは、まったく別の人の話。ゲーム業界で働いている友人の友人で、自分の担当しているところはゲームのごく一部で全体像のどこを担当しているかわからない、達成感の得られにくい状態がかなり長い時間続く、そんな状況らしい。彼女がその状況にどう対処したかというと、余暇で「料理」という数時間で成果の出る作業をして達成感を得たんだそうな。ケーキを焼くなどの、自分の成長が認識できて、しかも数時間で終わるような作業をやることで精神を維持するんだそうな。

話をもとに戻して、6ヶ月のデバッグ作業中にどうやって精神を維持したのか。それは1日1時間のサッカーだったそうだ。1時間体を動かすと、脳の中に凝り固まったことを忘れてすっきりできるそうな。そしてサッカーのあとでシャワーを浴びているときに解決方法を思いつくこともしばしばだったそうな。

僕もそういう「趣味」を持つべきなのかも知れないなぁ。