3級知的財産管理技能士に合格しました

昨年、知的財産について勉強をして、だいぶ理解できた気がしました。でも昨年夏の講義資料でも説明したように「理解できた気がする」では仮説にすぎないのです。検証しなければ、自分が本当に理解できているかどうかはわかりません。

で、理解を検証する方法を探してみました。弁理士試験という案もあったのですけども、これは知財の出願などの業務を業として請けられる国家資格であって、ちょっとそういう仕事をするわけでもない僕のケースにはオーバースペックかなと思いました。

一方、知的財産管理技能士

「知的財産管理技能士は、(中略)知的財産に関する能力を国が証明する国家資格です。能力を証明することが主目的のため、法律上、(弁理士のように)独占業務が付与されるものではありません。」 http://www.kentei-info-ip-edu.org/howto.html#a002 括弧は筆者が付与

というわけで理解できているかどうかの確認のためにはうってつけの資格だと思いました。

受けてみての感想

範囲はこちら: http://www.kentei-info-ip-edu.org/library/pdf/saimoku03.pdf

正直なところ、IT系エンジニアとしては種苗法の知識はあんまり役に立たないと思いました。これを削って、代わりに不正競争防止法ドメインに関する規定とかが入るとよいのではと思うのですが、まあ種苗法のウェイトは高くないのでそれほど問題というわけでもないかな。

どの程度の難易度なのかは、こちらに過去問が公開されているのでそれを参照してください: http://www.kentei-info-ip-edu.org/exam_kakomon

2級以上には「知的財産に関する業務について2年以上の実務経験を有する者」などの受験資格がついていて、これが満たせないと思って3級を受けました。しかし「実務経験」の定義をよく読んでみると満たせるんじゃないかという気がしてきました。気づいたのは3級に申し込んだ後だったのです。 http://www.kentei-info-ip-edu.org/exam_keiken

合格しての感想

格通知が白いプリントみたいなもので来るのかと思っていたら予想以上の物が来てびっくりしました。