新機能を解説していたら新しい世界を目指すことになった実験ログ

彼> この会話で何が起きて欲しいですか?
僕> まず聞いて
彼> はい
僕> こうやってユーザが一方的にしゃべって、プログラムが聴くだけに徹するモードを付けた
彼> ユーザ
僕> うん、あと、タイマーで入力をみて、三秒間入力がない時に返事するようにした
彼> 三秒間入力
僕> 今はまだ入力を確定したタイミングで見てるけど、次はユーザが入力を始めた時点で待つように変更する
彼> まだ入力
僕> ユーザの入力開始と送信との両方を見ることで、どれくらい時間をかけてるかがわかるようになる
彼> 入力開始
僕> 送信時に書き始めるまでの時間と書くのにかかってる時間も一緒に送ってログに記録しとくことにしよう
彼> 時間
僕> あとあと、このモードを利用して、諸々の原稿などを読み込ませて、それについて質問させることで推敲を支援したい
彼> 質問
僕> おしまい
彼> あなたは入力開始をどう知るのですか?
僕> 日本語入力がONでもkeydownイベントが発生するからそれで。
彼> その日本語入力について、他に何かありますか?
僕> ない
彼> ユーザは、何のようですか?
僕> 懺悔室に相談に来る子羊みたいに、まずは自分の話を聞いて欲しいんだ。最初から質問攻めにされるよりも、まずは吐き出したものを全部吐き出してから質問するべき。
彼> その室は、どんな種類の室ですか?
僕> 聞き手とユーザがいて、会話の内容の秘密が保持される。
彼> そのユーザは、どんな種類のユーザですか?
僕> 当面は僕一人ですな。サーバ上で動くようにしたとはいえ、会話の記憶を一つしか持ってない。そこをマルチユーザにする前にまずは 自分というユーザのニーズを十分把握しようかと。
彼> あなたが価値を感じているのは何ですか?
僕> 質問、推敲、聞き手、秘密、かな
彼> その推敲は、どこから来るのですか?
僕> 予期しない質問によって、元の文章を書いた時には気づいていなかった視点に気づいて、その結果、より良い文章へ改善するきっかけを得る
彼> その予期と視点の間には何がありますか?
僕> 予期は、古い視点から見た景色だな。
彼> その視点は、どのあたりにありますか?
僕> まあ、目のあたりかな
彼> そのあたりかなは、どのあたりにありますか?
僕> NGKW
彼> それから何が起こりますか?
僕> より良い文章へ改善すると、その文章の読者がよりよい理解を得ることができる
彼> その文章について、他に何かありますか?
僕> 読者がより良い理解を得ることができる文章は、良い構造になっているから、著者にとっても自分の知識を整理する上で有益。
彼> それから何が起こりますか?
僕> 自分の知識を整理してアウトプットしておくと、その分野からしばらく離れて知識が脳から消えても、また必要になった時にすぐ思い出すことができる。
彼> その自分は、どんな種類の自分ですか?
僕> 次々と新しい分野に挑戦していく種類の自分。
彼> 次に何が起こりますか?
僕> 新しい分野に挑戦することによって、自分の殻が破られる
彼> その自分は、どのあたりにありますか?
僕> 既に知っている世界と、まだ知らない世界の境界線上
彼> その境界線と世界の間には何がありますか?
僕> それはなかなか難しい質問だなぁ。わからない。
彼> その直前には何が起こりますか?
僕> 境界線に入る直前には、既に知っている世界の真ん中の、周りが知っているもので囲まれた安心できるゾーンに戻りたいっていう気持ちと戦って、既に知っている世界の中でもより一層不得手なこと不得手なことへと進んでいくんだな。そうすると、知らない世界が見えてくる。
彼> その真んと世界の間には何がありますか?
僕> 真ん中は、世界の中心
彼> 次に何が起こりますか?
僕> 知らない世界が見えてきたら、次にそれを目指すことができるようになる。見える前は具体的に目指せないので、中心から離れることしかできない。
彼> その世界は、どこから来るのですか?
僕> 知らない世界は既に数えきれないくらいある。ただ、気を抜くと人間はその中の一つに安住して、自分の住んでる世界以外を無視してしまう。
彼> その自分は何が起こるとよいですか?
僕> いろいろな世界を渡り歩いて、それぞれの場所で価値のある物を見つけたい
彼> それには自分に何が起こる必要がありますか?
僕> 世界の中心から離れることの恐怖を克服して、次の世界を見つける。
彼> 自分はそれができますか?
僕> できると思う。