シンガポールまとめ

  • シンガポール東京都区部とおおまかにいって同程度の面積。
  • 所得税の上限が20%、地方税は存在しない。所得が1000万くらいの人の実効税率は10%未満。
  • 法人税の上限は18%。交際費の上限はなし。従業員の家族の学費なんかも福利厚生の一環として経費で落とせる。
  • 相続税がない(これはあった方がいいんじゃないかと思うが…)
  • 贈与税、株式譲渡益に対する課税がない。配当や利息に対する課税もない。
  • 「起業家ビザ」が存在する。ビジネスは国土の狭いシンガポールでもたくさん持つことができる資源なので積極的にかき集めようとしている。
  • 土地の私有が認められていないので、国家による都市計画がとても楽。あたまいい。地下の開発の時に日本みたいにぐねぐね曲げる必要がないから「新しいレイヤー」に0から都市を設計できる。素晴らしい。何百年かしたらSFみたいな超効率的地下都市が完成するに違いない。地震も少ないし。
  • 「ポイ捨てすると罰金」のイメージから、街角に警棒を持った警官が見張っているようなイメージをもっていたがそれは間違い。日本に比べて十分にたくさんのゴミ箱と灰皿があるので高い罰金をちらつかせればポイ捨てが抑止できる。あたまいい。警官の姿は殆ど見なかった。
  • 最低賃金の規定がないからか現地での労働によって作られるサービスは全般的に安い。200円出せばかなりまともなものが食べられるし、タクシーは初乗り210円。25キロ走って1200円。メイドを雇った場合の相場は月に2万円だそうな。一方で洋書、ユニクロiPadなどの先進国から輸入しているものは安くない。
  • 40歳役人の給料が3000万円と高く、かつ贈賄申込を受けた公務員は提供者を逮捕しなければ違法。贈賄申込のリスクが跳ね上がっていて強い抑止力になる。あたまいい。さらに公務員は収賄の嫌疑をかけられた場合には潔癖を証明する必要がある(疑わしきを罰するのはどうかと思うが)ので贈収賄が可能な会議を行うこと自体に抑止力が働く。
  • エスカレータが速い。階段を歩くより速いので誰もエスカレータでさらに歩こうとしない。当然エレベータの片側を開ける必要がないので輸送量が2倍。あたまいい。
  • 単位として半年〜1年のインターンがある大学もある。きちんと成績がつけられる。
  • コンビニはセブンイレブンだらけ。飲み物はポッカだらけ。文具屋の商品はコクヨだらけ。
  • 電車はSuica的なものに統一されている。電車賃は端から端まで乗ったとして140円。入場時に最大額を引いて出場時に返すシステムなので改札の中にチャージ機が必要ない。あたまいい。
  • 渋滞緩和のために自動車には高い税金がかけられる上に、自動車所有の権利がオークションされる。あたまいい。
  • 肌の色や人種による差別はない(隣国マレーシアがやっているようなマレー人優遇法制も含めて)が、格差は大きく、低所得者向けの粗悪なサービスは存在する。エグゼクティブが乗る自家用車があり、僕らが乗ったタクシーがあり、乗ってみたら肌の色の濃い人でぎゅうぎゅう詰めだったバスがあり、乗ってないのでいくらかわからないけど色の濃い人が30人とか荷台に乗っているトラックがある。人種による差別ではないのでインド人でも所得が高ければ自家用車を持てる。
  • ポルノは違法だが売春は政府直営店にかぎり合法である。5600円くらいらしい。
  • あちこちに監視カメラがある。電車の中にも。
  • 個人の納税は全部オンライン。国勢調査もオンライン。役所の側が「煩雑な書類手続きに人手がかかるのは嫌だから簡素化・電子化しよう」と考えているらしい。すばらしい。
  • 国民健康保険は存在しない。民間の保険に入る。福利厚生の一環として企業が従業員に保険を掛けることが一般的。

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