妻と二人用アグリコラをした日記

アグリコラといえば「大人数用の時間の掛かる農場経営ボードゲーム」という印象だったが、二人用の「アグリコラ:牧場の動物たち 日本語版」が去年の10月に出ていたらしい。

というわけで早速妻とプレイ。二人ともアグリコラは未経験なので「建物を建てたり柵を作ったりするのはいつなんだ?」と少し混乱したけども、わかってみたら簡単、「労働フェイズ」に「建物を立てる」を選択したら建物が建てられる。柵も同様。

「何をするか」の選択は1ラウンドに3回、ラウンドが全部で8ラウンドなので、全部で24回。2人あわせて48手で必ずゲームが終わり、運の要素がなく、初期配置は1通りで、情報は公開、つまりオセロみたいなものだな。本家よりもだいぶ手軽になっている。

初回プレイ、得点計算をあまり理解していなかったので妻(画面奥)は「牛と馬は可愛くないからいらない」「スペースをきっちり使いきってみっちり並べたい」と行ってこんな形に。

得点計算をしてみるとわかるのだけど、3匹以下しか持っていない種類の動物がいると-3点されてしまうので妻のプレイは不利。初回は50点 対 30点 ぐらいで僕の勝ち。

2回戦。
この時点で僕が考えていたことは「もっと広くしたほうが面白いなぁ」程度、一方妻が考えていたのは「4種類の動物を飼わないと勝てない、4種類の動物を入れるためのスペースを作るには『農場の拡張』なしでは辛い。農場拡張を二人が同じくらいの時期に欲しがると奪い合いになる」だったようだ。

その結果、僕「木材を取ります(次のターンで農場拡張して柵を立てよう)」妻「じゃあ農場拡張を取ります」僕「えっ、次僕が取ろうと思ってたのに!」という事態が発生。そして柵って最初に配られた分の他は、1ラウンドに1本ずつしか補充されず、農場拡張を取った人がその補充をgetする仕組み。しまった!木材をたくさんとったけども肝心の柵がないじゃん僕!

その後「柵を手に入れないと動物を入れる場所を作れない」しかし「柵を手に入れるには農場拡張が必要」、「農場拡張は後のほうが得られる柵が多い」だけど「さっさと柵を作らないと動物を飼えない」という板挟みに僕が苦しんでいる間、妻は着々と動物を増やした。

みっちり詰まった妻の農場と、柵の不足を建物の壁で何とかしようとした僕の農場

結局、妻64点、僕57点で負けてしまった。うむむ、柵は貴重なリソースだな。僕は柵を取られたことで動揺してしまったけど、農場拡張に走るのではなく厩をたくさん建てる方が良かったのかもなぁ。

このゲーム、柵、木材、石材、葦、などの色々なリソースがあるけども、一番貴重なリソースはターンだなぁ。妻は「牛と馬と両方を4匹以上にしようとすると最低で(2匹以上になった動物が増える効果を使うとしても各2匹捕まえるために2ターン必要なので)4ターン必要になる。全部で24ターンしかないうちの4ターンは結構コスト高い。片方切り捨ててもいいんじゃないか」とか言っている。たしかにそうだなぁ。

食器洗いながらもアグリコラの戦略を考えているらしいので当面僕は勝てないかもしれない。